シワ・ほうれい線に影響を及ぼす「表情筋」

ほうれい線に影響を及ぼす「表情筋」

身体の筋肉に比べると顔の筋肉というのはあまり意識することはないと思いますが、表情筋の衰えというのはシワやたるみといった顔の造形を破壊する老化サインの原因になるもの。 見た目の若さにものすごく貢献してくれています。

表情筋も他の部分の筋肉と同じく、使わなければ萎縮していきます。加齢とともにそれがあからさまになるので、 シワ・ほうれい線を防ぐのなら意識して表情筋を使う必要があるんです。

現代人の生活スタイルは表情筋を衰えさせてしまう!?

筋肉は使えば使うほど発達し、使わなければ萎縮するという非常に分かりやすい特性があります。

普段、ほとんど意識することはありませんが、顔にも筋肉があり表情筋と呼ばれています。泣いたり、笑ったり、怒ったりといった表情は、 この表情筋が巧みに動いてつくられているんですね。

この表情筋は約30種ほどあるといわれていますが、日常的に使っているのは3割程度だといいます。さらに、その3割も表情の変化に乏しい生活を送っていると、 喜怒哀楽の表情をつくる機会がないので、「使わなければ萎縮する」という筋肉の特性に従って、どんどん衰えてきてしまいます。

表情筋が衰えてしまうと、頬にある脂肪の重みを支えきれなくなるので、たるみが生じますし、動かない表情筋の周囲にある血液やリンパ液の流れが停滞するので、 くすみやむくみが起こるようになります。

筋肉が衰えた状態に弾力を失った皮膚という条件が揃うと、表情のクセによって作られたシワの戻りも悪くなってしまい、 シワやほうれい線がくっきり刻まれてしまうようになります。


今の世の中、普通に暮らしていればまず間違いなく表情筋は衰えます。悲しいことに現代人の生活スタイルがそうなっているからです。

  • デスクワークで一日中誰とも話さずにひたすらキーボードを叩いている
  • 口を半開きにしたままずっとスマホでLINEやゲームをしている
  • 家に帰っても一人。プライベートでの人との会話が皆無

などなど。

生活のデジタル化が進み、コミュニケーションの手段がLINEやチャットやメールに置き換わったことで、便利で効率的になった部分もありますが、 直接人と会わずにコミュニケーションできるせいで無表情で過ごす時間が昔に比べて格段に増えている実感はあると思います。

そもそも顔の表情というのは人と直接会ってコミュニケーションを取るとか、大きく心が揺さぶられるようなことがないと変わらないものですから、 人と会わないし、話さないし、生活に刺激なくマンネリ化しているという状態では表情筋が使われることはありません。

その結果、表情筋が衰え始めて、ほうれい線が...となるわけです。

現代人の食事スタイルも表情筋の衰えを加速させている!?

コミュニケーションの希薄化やデジタル化だけでなく、食事スタイルの変化も表情筋を衰えさせる原因として指摘されることが多いです。

「ご飯はよく噛んで食べなさい」といわれたことがある人もいると思いますが、実際のところ噛む必要がないぐらい柔らかい食べものが溢れているのが現代です。 噛む必要がないものをよく噛むというのは大変ですよね。

弥生時代から現代までの食事を復元して、1回の食事でどれぐらい咀嚼していたかということを比較した調査があるんですが、 それによると弥生時代はなんと1回の食事で4,000回も咀嚼しており、江戸時代で1,500回程度、現代にいたって600回程度だったんですね。

この咀嚼回数の違いは顎の発達にも影響していて、本来は人間の歯というのは親不知を含めて32本あるんですが、現代人の顎は小さくなっているので32本がきれいに生え揃うだけのスペースがないといいますよね。

親不知がまっすぐ生えてこないので抜いたという人は多いと思いますし、歯の矯正のために歯を4本抜いたという人もいると思います。

咀嚼回数も少なく、食事時間も短く、時間に追われているかのように流し込むように食べている食事スタイルでは表情筋も鍛えられませんし、 顎の弱さやアンバランスから全身のゆがみにつながってしまうケースもあります。

なので、今、自然に咀嚼回数を増やせるガムに注目が集まっていますよね。

いずれにせよ、コミュニケーションの手段の変化、そして食事スタイルの変化による咀嚼回数と食事時間の短縮のダブルパンチが 表情筋を衰えさせる原因になっているということは覚えておいてください。

そのため、ガムを食べるというのもそうですが、顔のハリを保ち、たるみを防ぐために、 意識して表情筋を動かす「表情筋トレーニング」が脚光を浴びています。

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