ケミカルピーリングでお肌がプルプルになる!?

ケミカルピーリング&トレチノインについて

ピーリングというと角質の表面を削り、肌の新陳代謝を促す目的で行われるもので、シミやニキビ・ニキビ跡の治療でよく利用されています。

そんなピーリングですが、コラーゲンを増やす作用もあるので初期のシワやほうれい線に効果的だということをご存じでしょうか? 美容医療なかではリーズナブルな価格で行えるものなので、機会があればぜひ試してみるといいと思いますよ。

ケミカルピーリングの知られざる効果を解説!

初期のシワ・ほうれい線の改善および予防に効果あり!

AHA、BHA、TCAといった酸の力を利用して、蓄積された古い角質を溶かし、傷んだ表皮の上層を剥がし落して、新しい肌細胞を作る働きを促進するのがケミカルピーリングです。

肌表面に古い角質が残ったままだと毛穴詰まりやくすみの原因になりますし、排出できないメラニンがシミになります。 また、新しい肌が再生されないということでキメが乱れて肌が乾燥するといった問題も起こってきます。

そんな毛穴、ニキビ、シミやくすみといった肌トラブルを防ぐために利用されることが多いケミカルピーリングですが、 実はコラーゲン産生も高まる作用もあって、シワ・ほうれい線対策としても実は効果的なものなんです。

AHA(フルーツ酸)を利用したケミカルピーリングをすると、表皮と真皮の間にある基底膜にエネルギー(ATP)が供給されて、 表皮の細胞が増殖します。このエネルギーの供給こそが新陳代謝を促進できる理由なんですが、このときの刺激で真皮でのコラーゲン産生も同時に高めることができます。

また、酸により肌のPHが下がることでTRPV3というタンパク質が活性化するので、肌のバリア機能も強化されます。 ピーリング直後の肌はデリケートな状態になっていますが、その状態が落ち着くと肌の水分量や弾力は一気に急上昇するので、肌のハリツヤに違いを感じられるはずです。

このケミカルピーリングですが、ホームケア用のピーリング化粧品もあるんですが、同じケミカルピーリングでも医療レベルと化粧品レベルでは効果に雲泥の差があります。

それこそピーリング化粧品は古い角質が取れているとみせかけてポロポロ剥がれ落ちているのは合成ポリマーだったという詐欺商品も多いので注意が必要です。

美容外科や美容皮膚科でケミカルピーリングを行う場合、相場として1回あたり1万円です。1か月に1度ぐらい頻度でいいので、月1万円ならなんとか美容代として、 捻出できないこともないのかなーと思いますがどうでしょうか?

なお、ほうれい線に対するケミカルピーリングの効果はあくまで「予防」です。また、ピーリング後の肌にコラーゲンの生成を助ける作用のあるビタミンCをイオン導入するとさらに効果的だといわれています。

トレチノイン(又はレチノイン酸)はほうれい線に効果ある!?

コラーゲンを増やす効果はありますが、ほうれい線治療には不向き

ケミカルピーリングと同じく、古くなった角質層や傷んでしまった角化細胞を剥離させる作用と線維芽細胞に働きかけてコラーゲンの増殖をはかる作用があるものに、 トレチノイン(又はレチノイン酸)があります。

トレチノインはビタミンAの誘導体でクリームやゲルにしたものを美容クリニックでは処方されて自宅で塗り塗りします。 ハイドロキノンと一緒に処方されて、シミの治療に用いられることが多いんじゃないかと思います。

※シミ治療は「トレチノイン(排出美白)×ハイドロキノン(漂白美白)」が定番

シワ・たるみの治療としては注射が使いにくい目元のシワやたるみを改善する目的でトレチノインが処方されることはあるようですが、 ほうれい線のような比較的広範囲の部位の治療に処方されるケースは非常に稀だと思います。

その理由ですが、

刺激が強く皮剥けや赤みがあること。

肌の乾燥がひどいこと。

ほうれい線の凹みをなんとかできるほどの効果はない。

ということで、デメリットのほうが目立つからだと思います。

予防的に使うのならそれなりに効果はあると思いますが、刺激と乾燥の強さという副作用を考えると美容クリニック側もなかなか処方しにくいのかもしれません。

このトレチノインですが、化粧品にはレチノールという形で配合されていて、目元のたるみやシワ対策用の目元美容液やアイクリームに配合されています。 当たり前ですが、医薬品としてのトレチノインと比べるとその効果は1/50~1/100しかありません。

それでも、化粧品に配合されている成分のなかでは、ほうれい線をケアできる数少ない成分の1つなので、レチノール配合の目元美容液をほうれい線に使うために購入している人も少なくありません。

そんなわけでまとめると、トレチノインにコラーゲンを増やす作用があるといってもそれは目元の小じわ程度のものに使うときに効果があるのであって、 ほうれい線になると予防目的であってもデメリットの方が目立ってしまうので不向きだということです。

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